悩んでいた手あれが解消する喜び。乾燥した肌にハリと潤いが現れる喜び。
この喜びこそ、暮らしにハリを生み、生活に潤いをもたらすのではないでしょうか?
美しく健康な肌こそが豊かな暮らしをもたらす大切な要素だと考えています。
私たちは化粧品を通じて、お客様の豊かな暮らしに貢献することができる。
オーデクリームの開発から生まれたアロインス化粧品の原点をご紹介いたします。
もっと使いやすいクリームはできないのか?
当時のクリームの常識に疑問、
アロエとの出会い。
当時はクリームといえばワセリン(油脂性基剤、いわゆる軟膏)が常識だったため、ベタベタした使用感のものばかりだったのです。肌や服についたワセリンはなかなか取れず、そこに汚れも付きやすいという欠点もありました。当時爆発的な人気を誇るクリームがありましたが、やはり基剤はワセリンでした。
長年化粧品開発に携わっていた橋本(現・代表取締役会長)は当時のクリームの常識に疑問を抱き研究を始めました。
生活に密着し、必要とされていたアロエ
アロエは紀元前からその効能が知られ、日本でも火傷や切り傷に使われ「医者いらず」と親しまれた万能薬のような存在。当時はたくさんの家々の軒先に植えられていました。
これほど生活に密着し必要とされているアロエの薬効をクリームに引き出そうとしたのです。
難しかったのはアロエの配合量でした。少ないと有効性に欠け、多過ぎても強過ぎる作用が現れる。最適な配合量にたどり着くまで試行錯誤し生まれたのが「オーデクリーム」なのです。
アロインコスメチックス創業
おおよそ8年の歳月を費やし、親水性の乳剤性基剤、なめらかで肌にすっとなじむ軽い使用感のクリーム基剤を開発しました。これまでのクリームの常識を破ったわけです。
この基剤の品質に自信と信念を抱いた橋本は基剤にアロエの有効成分を加え製品化し、アロインコスメチックスを創業しました。
“大きな常備薬”のようになってほしい。
大きな容器に想いを込めた決意。
まずは理美容室に売り込みを行いましたが、先方からは「こんな大きなものが売れるわけがない」と拒否されてしまうこともありました。当時のクリームは大きなものでも100g未満、ほとんどが50g~60gという容量だったからです。
納入したまま陳列もされず、梱包の状態で棚の脇に置かれたオーデクリームを綺麗に積み直し帰ったこともありました。
185gという大きな容器も常識を破る存在だったのです。
この大容量で発売した決意には、肌あれや手あれ、日焼け、皮膚の乾燥など、年齢や性別を問わず、家族中の悩みに役立ちたいという想いが込められていました。
自分が本当に良いと信じるクリームの素晴らしさは、必ず分かっていただける。
次第にオーデクリームは試したお客様から口コミで広がり、これまでにない使用感や優れた保湿効果が認められるようになります。遂には「オーデクリーム」を直接指名してお買い上げいただくお客様もいらっしゃいました。
株式会社アロインス化粧品 設立
1984年(昭和59年)には社名も現在の「アロインス化粧品」となりました。
その後、「オーデクリーム」はさらに研究が重ねられ、品質を向上した「オーデクリームS」が誕生しました。
この頃には訪問販売も始め、橋本は自ら説明会をかねて全国に営業を掛けていました。
いつも家庭に常備される商品は安全でなくてはいけない・・・
ずっと安心して使っていただける化粧品を造りたい。
辿り着いたのは故郷「四万十」
人気商品となったオーデクリームは、全国の店舗からお取り扱いを希望とする声が舞い込んでいました。それと同時に、大阪府内の生産工場ではより早く大量に生産する事が課題になっていました。しかし、こだわる水準を保ったまま生産量を増やすには現状の生産体制では不可能でした。
考えあぐねていたその頃、ある水の話を聞きます。
「四万十川沿いのある地域では、四万十川の地下水を生活に使っているそうだ」
この情報に橋本は大きく心を動かされました。
なぜなら四万十は彼の故郷であり、環境の素晴らしさは彼自身が良く分かっています。
そして、彼は決断したのです。
アロインス製薬株式会社
四万十工場 設立
水、自然、環境・・・。すべてに敬意を払い共生に配慮しながら、四万十工場での生産は軌道に乗り始めます。
OEMも受注するようになりました。
2008年(平成20年)にはオーデクリーム専用の第二工場も完成。容器の製造からクリームの製造、充填、梱包まですべてを自社で完結できるようになりました。容器まで一貫して同じ工場でつくってしまうのは、とても珍しい事なのです。
発売当初からご愛顧くださる方も多く、「生涯使ってもらえる化粧品」がまさに結実しようとしていました。
お客様に寄り添い、愛される化粧品を追求します
これまでに出会ったたくさんのお客様と、その人数分のお悩み。
オーデクリームで症状が改善し、いただいた感謝の言葉は何事にも代え難い喜びです。このように追求してきた商品づくりは正しかったと実感することが出来ました。
アロインスの歩み。節目節目の決断は、オーデクリームと共にありました。
学び、得られたこだわりは企業姿勢として受け継いでいきたいと考えています。
暮らしに寄り添い、お悩みにとことん向き合い笑顔のある生活を共に実現したい。この想いが私たちの原点です。
私たちはこれからも「生涯、愛される化粧品」をつくり続けて参ります。